レジリエントな社会の形成
美しい自然と四季の移ろいを持つわが国は、一方で自然災害の猛威に耐えながら世代をつないできた。古くは古事記や日本書紀に、また紫式部も源氏物語に光源氏が暴風雨におびえて過ごす記述を残している。
美しい自然と四季の移ろいを持つわが国は、一方で自然災害の猛威に耐えながら世代をつないできた。古くは古事記や日本書紀に、また紫式部も源氏物語に光源氏が暴風雨におびえて過ごす記述を残している。
国際的な人材獲得競争が激化する中、わが国で継続的にイノベーションを起こし、持続的成長を実現していくためには、高度専門人材の育成、獲得、活用が不可欠である。経団連は、会員企業等へのアンケートなども踏まえ、2024年2月に「博士人材と女性理工系人材の育成・活躍に向けた提言」を取りまとめた。加えて、経団連と国公私立大学のトップからなる「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」において、博士人材の活躍と大学院教育の充実をテーマに議論を行い、4月に報告書を公表した。
【特別寄稿】
博士人材の活躍促進に向けて
盛山 正仁(文部科学大臣/博士(法学)、博士(商学))
教育とスキルの未来
アンドレアス・シュライヒャー(OECD教育・スキル局長)
博士人材を起点としたイノベーション創出に向けて
佐藤 康博(大学支援フォーラムPEAKS座長兼産学人材流動ワーキンググループ主査、
みずほフィナンシャルグループ特別顧問)
早稲田大学パワー・エネルギー・プロフェッショナル(PEP)育成プログラム
須賀 晃一(早稲田大学副総長・PEPプログラム責任者)
海外における博士人材の育成からみる大学院の新たなあり方
佐藤 法仁(岡山大学副理事・副学長、内閣府上席科学技術政策フェロー)
理工系分野に進学する女性比率の向上に向けた課題と展望
横山 広美(東京大学教授・国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構副機構長)
女性理工学人材の育成・活躍に向けて
―SWCCのダイバーシティ推進の事例
長谷川 隆代(経団連ダイバーシティ推進委員長/SWCC社長)
STEM分野における女性の活躍を拡大するために
大洲 早生李(公益財団法人山田進太郎D&I財団
広報・マーケティング 調査・政策提言統括)
REACHプロジェクトが目指す産学共創の姿
飯田 順子(島津製作所分析計測事業部上席理事、大阪大学・島津分析イノベーション
協働研究所所長、大阪大学大学院工学研究科特任教授)
社会課題解決に向けた博士人財のさらなる活躍のための人財施策
―社会イノベーション事業をリードする高度専門人財の採用と育成
大河原 久治(日立製作所人財統括本部人事勤労本部タレントアクイジション部長)
【報告】
産学連携による高度専門人材育成と、未来志向の採用を目指して
―「産学協議会2023年度報告書」を公表
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/036.html
(経団連教育・自然保護本部)
【提言】
公正・公平で強靭かつ持続可能な貿易投資環境を求める
―自由で開かれた国際経済秩序の再構築に関する提言
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/047.html
兵頭 誠之(経団連副会長、通商政策委員長/住友商事会長)
吉田 憲一郎(経団連副会長、通商政策委員長/ソニーグループ会長)
早川 茂(経団連審議員会副議長、通商政策委員長/トヨタ自動車副会長)
【提言】
選択肢のある社会の実現を目指して
―女性活躍に対する制度の壁を乗り越える
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/044.html
魚谷 雅彦(経団連審議員会副議長、ダイバーシティ推進委員長/資生堂会長)
次原 悦子(経団連審議員会副議長、ダイバーシティ推進委員長/
サニーサイドアップグループ社長)
長谷川 隆代(経団連ダイバーシティ推進委員長/SWCC社長)
【報告】
B7ローマサミットに参加して
―複雑な国際情勢におけるG7の役割
東原 敏昭(経団連副会長/日立製作所会長)
遠藤 信博(経団連副会長/日本電気特別顧問)
【報告】
日米関係の強化に向けた訪米ミッションの派遣
澤田 純(経団連副会長、アメリカ委員長/日本電信電話会長)
昭和天皇記念館の大規模刷新・維持事業
―昭和百年記念事業へのご支援のお願い
伊吹 文明(昭和聖徳記念財団会長、元衆議院議長)
御手洗 冨士夫(経団連名誉会長/昭和天皇記念館募金委員会会長、キヤノン会長兼社長)
アジア・アジアパラ競技大会の成功へ向けて
大村 秀章(愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会会長、愛知県知事)
あの時、あの言葉
着眼大局 着手小局
髙下 貞二(経団連都市・住宅政策委員長/積水化学工業会長)
Essay「時の調べ」
「鑑賞ガイド」という風景のデザイン
石川 初(慶應義塾大学環境情報学部教授)