2020年11月17日
一般社団法人 日本経済団体連合会
一般社団法人 日本経済団体連合会
サステイナブルな資本主義の確立に向けて
デジタル化、グローバル化の進展もあいまって、「株主至上主義」への反省、社会課題への意識の高まりが顕在化し、マルチステークホルダーが企業に求める「価値」が多様化・複雑化しています。そうしたなかで持続的な成長をとげるためには、資本主義をアップデートし、サステイナブルな資本主義を確立する必要があります。
経団連は,サステイナブルな資本主義の確立に向けて2030年にわが国および世界において実現したい未来像を、5つのステークホルダーとの価値共創を軸として描き、国民一人ひとりが未来に向けたアクションを実行していくことを呼びかけています。
「。新成長戦略」コンセプト動画
「。新成長戦略」に描いたサステイナブルな資本主義、2030年の未来像、2030年へのアクションをコンセプト動画にしました。
※ 動画データ(約100MB)は経団連会員専用サイト KISME からダウンロード可能です
「。新成長戦略」特設サイト
動画や冊子、「。新成長戦略」クイズなどのさまざまなコンテンツを楽しむことができる特設サイトを作成しました。
【概要】
(PDF形式)
【本文】
はじめに
Ⅰ. サステイナブルな資本主義
- 1. 背景
- 2. マルチステークホルダーの要請の多様化・複雑化
- (1) 生活者の変化
- (2) 働き手の変化
- (3) 地域社会の変化
- (4) 国際社会の変化
- (5) 自然環境に対する意識の変化
- 3. Society 5.0によるサステイナブルな資本主義の確立
Ⅱ. 2030年の未来像
- 1. 生活者との価値協創:DXを通じた新たな成長
~DXにより生活者が暮らしやすさを実感する社会 - 2. 働き手との価値協創:働き方の変革
~柔軟な働き方や多様で複線的なキャリアが実現する社会 - 3. 地域社会との価値協創:地方創生
~地方の強みを活かし価値を生み出し続ける社会 - 4. 国際社会との価値協創:国際経済秩序の再構築
~わが国の主体的な関与によりグローバルに連携する社会 - 5. 地球の未来との価値協創:グリーン成長の実現
~地球環境の持続可能性と豊かな生活が両立する社会
Ⅲ. 2030年へのアクション:成長戦略
- 1. DXを通じた新たな成長
- (1) 新たな成長を実現する共通基盤
- (2) Well-beingを個別最大化する新たなヘルスケア
- (3) 未来の才能を解き放つ新たな学び
- (4) 強靭かつ価値を創造する新たなサプライチェーン
- (5) 多様なニーズに迅速に応える新たな行政
- 2. 働き方の変革
- (1) 時間・空間の制約を受けない柔軟な働き方への転換
- (2) 多様で複線的なキャリア形成に向けた人材流動化
- (3) 多様な人々の活躍促進
- (4) 「産みやすく育てやすい社会」に向けた集中投資
- 3. 地方創生
- (1) 柔軟な働き方への転換による人材の還流促進
- (2) 地方産業・大学等の競争力強化
- (3) 地方における価値協創エコシステムの構築
- (4) レジリエント(強靭)でサステイナブルな社会基盤の構築
- 4. 国際経済秩序の再構築
- (1) 自由貿易投資体制の堅持・拡大・深化
- (2) 主体的かつ戦略的な経済安全保障の確保
- (3) グローバルな課題を解決するための連帯の形成
- 5. グリーン成長の実現
- (1) 脱炭素社会を目指したイノベーションの加速
- (2) 競争力ある再生可能エネルギーへの支援重点化
- (3) 脱炭素化と経済性を両立する原子力の活用
- (4) 電化率の向上
- (5) グリーン成長国家連合の形成