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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2025年4月3日 No.3678 企業とNPOの担当者が交流 -企業行動・SDGs委員会経団連1%クラブ

交流会

経団連は3月4日、東京・大手町の経団連会館で企業行動・SDGs委員会経団連1%(ワンパーセント)クラブ(福田里香座長)による「企業とNPOとの集い」を開催した。企業の社会貢献担当者とNPO担当者約80人が参加し、交流を深めた。

懇親に先立ち、NTTドコモサステナビリティ推進室の山本梨容子社会貢献推進担当課長、熊谷組サステナビリティ推進部の古田島里枝副部長から、NPOとの連携事例の説明を聴いた。概要は次のとおり。

■ NTTドコモ「ホールアース自然学校との連携」

山本氏

NTTドコモは、社会全体の持続的な発展と地球環境保全に貢献するアクションとして「Green Action Plan」を定めている。

このうち生物多様性については、元々は1999年から、全国各地にある「ドコモの森」を利用して取り組んでいたものの、今日の活動の契機となったのは、2022年の1%クラブの交流会における、ホールアース自然学校との出会いである。

彼らとドコモの森を一緒に歩くことにより、植生や生態系など、それぞれの森の特性・魅力を専門的な観点から理解し、具体的にできることを考察できた。また、専門家の紹介も得られた。こうして、希少生物を保全する「守る森」、子ども向けに環境教育を行う「学ぶ森」、ゲームを通じ環境意識を醸成する「遊ぶ森」の取り組みが始まった。

企画に当たりNPOや専門家に相談すると、まだ検討途上と思っていた内容でもポテンシャルを引き出してもらえる。連携を通じ、やりたいこと、分からないことを率直に伝えつつ、自分たちの持つリソースを提示することの重要性を実感している。

圧倒的な専門性と強い思いを持つNPOと、技術・社員・発信力・資金を持つ企業の力が合わさることにより、これまで不可能であったことが可能になる。

■ 熊谷組「熊谷組スマイルプロジェクト」

古田島氏

熊谷組は、「難所難物があったら私にやらせてください」「世の中のためになる仕事をさせてください」という創業精神を社会貢献活動の基本的な考え方としている。

社員の地域社会への貢献活動を取りまとめ、見える化し、会社が金銭的な支援を行うことにより、さらに大きな社会貢献活動につなげる仕組みを作ろうと、社員によるワーキンググループで検討してきた。そうして19年に始まったのが「熊谷組スマイルプロジェクト」である。社員1人が社会貢献活動に参加するごとに、会社が社会貢献活動のために1万円をマッチング拠出する仕組みである。拠出金は団体支援や災害義援金等に充てられる。

プロジェクト初期において、支援団体の選定について日本NPOセンターに相談したところ、他社事例の紹介や寄付先のリストアップ等の支援を得られた。支援先の決定に際しては、社員向けの社会貢献プログラムを提供してもらえるか、各拠点の社員が参加できるよう全国展開しているか――を重視した。これらを通じて得た知見を基に、最近では自社で支援先を選定できるようになった。

子ども食堂への災害備蓄品の寄付やおもちゃ作り活動など、支援団体のプログラムに参加した社員からは、楽しめたという感想が多く寄せられており、社員のエンゲージメント向上にもつながっていると感じている。

【ソーシャル・コミュニケーション本部】

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