次世代への責任とおもい
医師・公衆衛生学者ハンス・ロスリングは、著書『FACTFULNESS』において、事実に基づいた世界の見方を身に付けることの重要性を提唱している。正しい判断をするには、悲観的にとらえがちな本能を抑え、事実を正確に理解する習慣を身に付ける必要がある。
医師・公衆衛生学者ハンス・ロスリングは、著書『FACTFULNESS』において、事実に基づいた世界の見方を身に付けることの重要性を提唱している。正しい判断をするには、悲観的にとらえがちな本能を抑え、事実を正確に理解する習慣を身に付ける必要がある。
世界では、パリ協定やSDGsの採択以来、地球温暖化対策やエネルギーアクセスの確保、経済成長の実現等が両立する施策展開の重要性が一層高まっている。こうしたなか、G20の議長国として議論を主導した日本は、Society 5.0の実現も見据え、均整の取れたエネルギー・温暖化対策を着実に実行に移し、国際社会におけるリーダーシップを発揮していくことが求められる。
エネルギーをめぐっては、2018年7月に閣議決定された「エネルギー基本計画」を踏まえ、S+3Eの高度化や3D(脱炭素化・デジタル化・分散化)の推進に向け、過小投資問題等の課題に立ち向かう必要がある。地球温暖化対策についても、2050年以降を見据えた「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」で掲げたビジョンの実現を目指し、イノベーションの創出等に全力を傾ける必要がある。
こうした状況を踏まえ、本座談会では、今後、わが国が取り組むべきエネルギー・温暖化対策の方向性等について議論する。
【会長インタビュー】
日本の電力は危機的状況 今すぐ改革を
中西宏明(経団連会長)
世界のエネルギー転換実現に向けたキーファクター
ファティ・ビロル(国際エネルギー機関(IEA)事務局長)
原子力の安全性確保に向けた取り組み
門上 英(原子力エネルギー協議会(ATENA)理事長)
カーボンリサイクルの実現に向けて
―新時代における世界のエネルギーセキュリティーと気候変動問題の同時解決に向けたキーテクノロジー
南 亮(資源エネルギー庁資源・燃料部長/カーボンリサイクル室長)
再エネの環境価値評価としての非化石証書のあり方
朝野賢司(電力中央研究所社会経済研究所エネルギーシステム分析領域上席研究員)
「脱炭素社会」の実現に向けた長期戦略
森下 哲(環境省地球環境審議官(前地球環境局長))
温暖化対策技術のイノベーションをどう進めるか
杉山大志(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)
Society 5.0を支える電力システムの実現に向けて
(日立東大ラボの提言から)
吉村 忍(東京大学副学長)
第10回日本コロンビア経済合同委員会をボゴタで開催
小林 健(経団連副会長、日本コロンビア経済委員長/三菱商事会長)
世界第5位の経済規模を持つカリフォルニア州との関係強化を実現
―ロサンゼルス、サクラメント、サンフランシスコの3都市を訪問
植木義晴(経団連アメリカ委員長/日本航空会長)
吉川英一(経団連アメリカ委員会連携強化部会長/三菱UFJ銀行副頭取)
今、新スポーツ「カーレット」が面白い!
―コミュニケーション&頭脳スポーツの魅力を発信中
田邊陽二(カーレットジャパン協会理事長)
多様性が輝くユニバーサル社会へ (1)
―共創・連携・価値創造への経済界の取り組み
ANAグループ
河本宏子(経団連生活サービス委員会企画部会長/ANA総合研究所副社長)
経営者のひととき
庭いじり
不死原正文(太平洋セメント社長)
Essay「時の調べ」
伝統の創造こそが日本文化の本来の姿だ
岸川雅範(神田明神権禰宜)