経団連の古賀信行副会長は17日、東京・大手町の経団連会館で有村治子女性活躍担当大臣とともに記者会見を行い、理工系を選択する女子中高生を増やすために、内閣府と連携して職場見学イベントとシンポジウムを実施することを発表した。
経団連は、昨年4月の提言「女性活躍アクション・プラン」のなかで理工系女性人材の育成を課題として指摘し、経団連自身のアクション・プランの1つとして、産学官連携で取り組むことを掲げている。また、政府が6月27日に発表した「女性活躍加速のための重点方針2015」にも「科学技術イノベーション立国を支える女性の理工系人材を育成するための一貫した支援」が盛り込まれた。
これを踏まえ、夏休み期間に経団連会員企業が全国各地で開催する理工系の職場見学、仕事体験などの多彩なイベントを「夏のリコチャレ(理工チャレンジ)~理工系のお仕事体感しよう!」の統一ロゴのもとで一元的にプロモーションし、内閣府の「理工チャレンジ(リコチャレ)」サイトで周知していく。
また、8月29日に、内閣府、経団連などの共催で、女子中高生・保護者向けに、現役の理工系女子大生・大学院生、第一線で活躍する女性技術職が理工系の学問や仕事の魅力を語るシンポジウムを開催する。
1人でも多くの女子中高生に理工系に興味を持ってもらえるよう、会員各位におかれては職場見学イベントの実施やシンポジウムの参加等のご協力をお願いしたい。
※詳細および申し込み方法については、以下のホームページを参照
- イベントURL=http://ac.nikkeibp.co.jp/rikoukei2015/
- リコチャレURL=http://www.gender.go.jp/c-challenge/event/index.html
【政治・社会本部】