経団連は9月30日、10月1日の両日、東京・大手町の経団連会館で夏季フォーラム2021(議長=隅修三副会長)を開催した。同会合では、経団連の2021年度事業方針を踏まえ十倉雅和会長をはじめ経団連首脳が活発な意見交換を行った。討議結果については、「夏季フォーラム2021総括提言」として取りまとめ、公表した。
本特集では、同会合で実施された講演や対談などの要旨を紹介する。
本特集では、同会合で実施された講演や対談などの要旨を紹介する。
第1セッション【講演】
グリーン・イノベーション
吉野 彰(旭化成名誉フェロー)
- リチウムイオン電池と未来の車社会
- カーボンニュートラルに向けた方向性
- ネガティブエミッション技術について
- 産総研GZRでの取り組み状況
第2セッション【対談】
デジタル・トランスフォーメーション
オードリー・タン(台湾デジタル担当大臣)
村井 純(内閣官房参与(デジタル政策担当))
- 重要な局面を迎えている日本のデジタル政策の課題(村井氏)
- ソーシャルイノベーションとしての民主主義(タン氏)
- 国民からの信頼を得るために(タン氏)
- 若い世代のために求められるデジタル政策(タン氏)
- 官民連携のデジタル庁への期待(村井氏)
特別セッション【講演】
サステイナブルな資本主義
ラリー・フィンク(ブラックロック会長兼CEO)
- 深刻化する気候変動リスク
- 優先課題としての企業の多様性確保
- [意見交換]
第3セッション【講演】
最近の国際情勢と日本の進路
谷内 正太郎(富士通フューチャースタディーズ・センター理事長)
- 最近の国際情勢を見るポイント
- 米中対立の様相
- 新型コロナで深刻化する分断
- 経済安全保障の重要性
- 日本の取るべき進路
総括提言
サステイナブルな資本主義への転換を加速する
https://www.keidanren.or.jp/policy/2021/081.html
- Society 5.0実現に向けたDXのスピードアップ
- GXに向けたグリーン成長の創出
- 産業構造の転換を見据えた働き方、人材育成
- 人口減少による社会構造の転換とサステイナブルな日本社会