2018年11月26日
経団連企業行動・CSR委員会では、これまで数回にわたり、国連開発計画(UNDP)と、SDGs達成に向けた連携可能性について意見交換してまいりました。この度、アヒム・シュタイナーUNDP総裁の来日にあわせて、11月26日に、シュタイナー総裁と二宮委員長が以下の内容の覚書に署名し、シンポジウムを共催いたしました。
協力内容のポイント
* 添付原文(英文)をご参照ください。
目的と範囲
- 覚書は、共通関心分野における両者の連携を包括的に推進・強化するための協力の枠組みとなる。
- 主目的は、日本の民間セクターのSDGs達成に向けた開発への関与を加速化することにある。
- 期待される成果は、SDGsの達成に資する包摂的で革新的なビジネスモデルの創造と拡充を可能にする環境整備を構築することにある。
協力内容
1.SDGsの達成に資するプロジェクトのアイデアとビジネス(ニーズとシーズ)の発掘、マッチングに関する協力
(具体的アクション)
- 経団連会員企業のSDGsイノベーション事例の紹介
- UNDPが各国で実施するプロジェクトにおける日本企業への協力呼びかけ
2.UNDPの民間セクター戦略における協力
(具体的アクション)
- UNDPの民間セクター戦略、UNDPが経団連の協力を得て開発するプラットフォームやプログラム(含 インパクト評価に関するツール)の共有
- プラットフォームやプログラムの有効性についての意見交換(会員企業によるトライアルやフィードバックなど)
- SDGsに資するプロジェクトのインパクトを効果的に公表・報告する方法についての意見交換
3.SDGs達成に向けたUNDPと経団連の協働に関する広報協力
(具体的アクション)
- 東京(経団連会館等)におけるシンポジウム開催(必要に応じて、関係機関等にも共催を呼びかける)
- 国連ハイレベル政治フォーラムの機会などを捉えて、国連本部においてシンポジウムを共催
- 経団連SDGs特設ウェブサイトを含む双方の広報媒体で協力活動を紹介