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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2021年3月18日 No.3492 セキュリティ人材スキルの可視化ツールならびに企業での活用事例 -サイバーセキュリティ委員会サイバーセキュリティ強化ワーキング・グループ

経団連は3月2日、サイバーセキュリティ委員会サイバーセキュリティ強化ワーキング・グループ(梶浦敏範主査)をオンラインで開催し、日本サイバーセキュリティ人材キャリア支援協会(JTAG)の大槻晃助事務局長、渡邊洋治財団企画運営統括委員、宮坂孝財団企画運営統括委員から、セキュリティ人材可視化サービスのデモンストレーションを紹介してもらうとともに、人材スキル可視化におけるコンピテンシー(行動特性、適性資質)の重要性、企業でのトライアル事例について説明を聴き、意見交換を行った。概要は次のとおり。

■ セキュリティ人材可視化サービス

JTAG財団は、前身である日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)配下の情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)内ワーキング・グループが、セキュリティ人材が有する能力の可視化や認証制度を事業として開始するために2020年に設立した組織である。このたび、スキルの可視化により人材の適切な配置、自身の能力把握を目的としたツールである「Visu Me」をリリースした。同ツールを活用することで、セキュリティ人材が有する資格や知識をはじめとした能力(Capability)にとどまらず、ビジネスを行ううえで重要な行動特性、適性資質(Competency)についても可視化が可能となる。社員のキャリア形成に寄与するだけでなく、人材採用時のミスマッチを防ぐ情報として活用することも見込んでいる。デモサイトを用意しており、ぜひ活用してほしい。

■ NTTデータ先端技術社での活用事例

Visu Meのトライアルを実施したところ、自身が目指したいキャリアプランに応じて、自らが伸ばすべき能力が可視化されるなど、キャリア形成の補助ツールとして活用可能であることがわかった。同ツールの活用を通じて、社員一人ひとりに気づきの機会を提供し、気づきを自身の成長につなげる好循環の創出へとつなげていきたい。

◇◇◇

講演後の意見交換では、出席した委員が今後のサービス展開の見通しやトライアル導入した際の社内の反応などについて質問した。

【産業技術本部】

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