経団連は7月8日、東京・大手町の経団連会館で、小泉進次郎環境大臣をはじめとする環境省幹部との懇談会を開催。経団連からは、中西宏明会長、副会長ら20名が出席した。経団連側から「チャレンジ・ゼロ」の取り組みを紹介するとともに、気候変動政策全般について幅広く意見交換を行った。
冒頭、中西会長は、「チャレンジ・ゼロ」について、「企業においては、脱炭素社会に向けたイノベーションを経営課題に取り込んでいくという共通の認識ができており、経済界として、イノベーションに果敢にチャレンジするという旗を高く掲げたものである」と説明。
これを受けた小泉大臣は、「『チャレンジ・ゼロ』という具体的な取り組みが始まったことを大変心強く感じている」と期待を述べたうえで、「『環境と成長の好循環』は、民間の活力なくしては回らない。どのように日本が環境先進国として復権できるか、一緒に議論を進めていきたい」と述べた。
続く懇談では、経団連側が、「チャレンジ・ゼロ」に関する具体的な取り組みと、その促進に向けた環境省への期待を述べるとともに、CO2排出ネット・ゼロに向けた同省の施策など、気候変動政策について活発に意見を交わした。
また、脱炭素社会への移行を加速させるべく、環境省と経団連が引き続き、協議・連携していくことで一致した。
【環境エネルギー本部】