キャッシュレス社会の実現に向けて官民挙げた取り組みが進められるなか、その推進母体であるキャッシュレス推進協議会と経済産業省、プレミアムフライデー推進協議会は3月29日、「キャッシュレスキャンペーンキックオフイベント」ならびに「プレミアム“キャッシュレス”フライデー」を都内で開催した。
同イベントは、キャッシュレス化の推進を目指すキャッシュレス推進協議会と経産省、プレミアムフライデー推進協議会が連携し、キャッシュレス決済の認知や利用の拡大とともに消費の喚起を目指すもの。経団連の石塚邦雄副会長、世耕弘成経済産業大臣、鵜浦博夫キャッシュレス推進協議会会長らが参加するとともに、経団連会員企業を含む約40社がブースを出展し、プレミアムフライデーにキャッシュレスを利用することで受けられるサービスやキャンペーンを紹介した。
キックオフイベントでは、鵜浦キャッシュレス推進協議会会長に続き、プレミアムフライデー推進協議会を代表し、石塚副会長があいさつ。両協議会の連携にあたり、「キャッシュレスは日本の経済成長、効率性向上に不可欠であり、消費喚起も経済成長に欠かせない。プレミアムフライデーをきっかけとして、キャッシュレスの普及、個人消費の拡大につなげていきたい」と述べた。さらに世耕経産相も、プレミアムフライデーとキャッシュレスについて、「両者には消費者の生活を変える、事業者の利益につながるという共通点がある。一過性のもので終わらせず、今後も官民を挙げて連携した取り組みを進めていく」と強調した。
【産業政策本部】