世界的な大転換の時代にあって、経団連に求められている役割は、産業界の利害を越えて日本のあるべき姿を高く掲げるとともに、進むべき道筋を示し、その実現に努めることである。
21世紀のわが国は「活力あるグローバル国家」として、世界から信頼されるパートナーとなることが求められている。
このビジョンは、経団連がこのような問題意識を持って、とりまとめたものである。その高い理想を実現するには、経済界ばかりでなく各界各層の共感を得ることが必要不可欠である。また、政治のリーダーシップが極めて重要である。
経団連としては、これを一つの試案として広く国民に提示し、議論を重ね、「魅力ある日本」を創造していきたい。