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月刊 経団連 GREEN×EXPO 2027がもたらす新しい価値

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GREEN×EXPO 2027は、「新しいグリーン万博」という構想のもと、自然・人・社会が「共に持続するための最適解」を日本・横浜から発信していくことを目指している。ここ数年来、カーボンニュートラルやネイチャーポジティブをめぐる国連などの国際的な枠組みにおける議論が収束し、国レベルでの基本方針や国家戦略から、多様な主体が連携し、より身近で具体的な施策・アクションに取り組むフェーズに進みつつある。そこでは、企業・経済界が一層、積極的に協力・参画することが求められる。
本対談では、「新しいグリーン万博」という構想が生まれた背景や現状の課題認識を共有するとともに、その理念を博覧会会場内に結実させ、企業・経済界の参画を促すうえでのアイデアや、会期終了後のレガシー活用に向けた展望および今後の経済界への期待などについて議論する。

涌井 史郎 わくい しろう
GREEN×EXPOラボ チェアパーソン/東京都市大学環境情報学部 特別教授

数多くの造園・ランドスケープアーキテクトを手がけ、2005年の愛・地球博では会場演出総合プロデューサーに就任。GREEN×EXPO 2027では、企画・運営等のディレクションを統括。「景観十年、風景百年、風土千年」を提唱、人と自然の空間的共存をテーマに多くの作品や計画に携わる。

山中 竹春 やまなか たけはる
横浜市長

早稲田大学政治経済学部および同大学理工学部卒業。博士(理学)。市長就任までに米国国立衛生研究所(NIH/NIEHS)研究員、国立がん研究センター部長、横浜市立大学特命副学長、医学部教授などを歴任。データを活用した自治体経営を進め、「子育てしたいまち」の実現を目指す。世界気候エネルギー首長誓約(GCoM)理事、経済協力開発機構(OECD)チャンピオン・メイヤーなどに就任。

藤原 清明 ふじわら きよあき
司会:経団連専務理事

  • ■ 「新しいグリーン万博」とは
    ─ 課題認識と目指す姿
  • 「地球市民」をエンジンとした博覧会に
  • 市民力が育まれてきた横浜で、脱炭素化を実現
  • DXとGXを融和させ未来の暮らしを可視化する
  • ■ 企業・産業界の参画を促すための発信
  • グリーン社会への貢献は企業価値の向上につながる
  • 自然共生の知恵が記憶された上瀬谷の地
  • 「環境」は1都3県の共通課題
  • ■ グリーン万博後の新しい社会
  • 博覧会のレガシーを次世代の社会形成につなげる
  • 新しいライフスタイルや技術開発のヒントを提示する場に

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