2018年12月30日
一般社団法人 日本経済団体連合会
一般社団法人 日本経済団体連合会
包括的で高水準かつ21世紀型の新しいルールが盛り込まれたTPP11協定(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定:CPTPP)が本日発効したことを歓迎する。日本政府のリーダーシップおよび参加国の粘り強い努力の成果であり、ご関係の方々に改めて敬意を表したい。
TPP11協定は、わが国企業のアジア太平洋地域に広がる高度なバリュー・チェーンを支える制度的基盤として重要な役割を果たすと同時に、同地域の安定と繁栄に確実に寄与するものであり、その戦略的意義は大きい。
経済界としても、TPP11協定の積極的な活用を促し、わが国企業の事業機会の拡大や経済の活性化につなげていく所存である。
今後は、残り4カ国が速やかに国内手続を終えることを期待する。保護主義的・一方的な動きが広がるなか、価値観を共有し、関心を示している国や地域の参加を促すことによって、ルールに基づく自由で開かれた国際経済秩序を維持・強化することが重要である。
以上