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会長コメント/スピーチ  会長コメント トランプ米国大統領就任にあたっての榊原会長コメント

2017年1月21日
一般社団法人 日本経済団体連合会

トランプ大統領の就任に対しお祝い申し上げます。

米国は世界の政治、経済、安全保障、科学技術、文化・芸術などさまざまな分野においてリーダー的な存在であり、その超大国の舵取りを担う大統領の責務は極めて重要です。米国民をはじめ世界の人々は大きな期待を抱きながら、この日を待っていたと思います。

わが国にとって米国は信頼と友好で強く結ばれた同盟国であり、長年にわたり良好な関係を維持している最重要なパートナーです。経済面でも、両国は極めて緊密な相互依存関係を築いています。日本企業は米国において、4,100億ドルにのぼる直接投資を行い、直接・間接含め170万人の雇用を創出するなど、米国経済や米国の輸出増に大いに貢献しています。今後も世界で最も強固で重要な二国間関係である日米関係を維持・発展させていく必要があります。

また、現在、世界経済の安定と発展はもとより、自由な貿易・投資の維持・拡大、環境・エネルギー問題、テロとの戦いなど数多くの重要課題に直面しており、日米が連携をさらに強化し、世界の繁栄のために一層力を尽くしていくことが不可欠です。

今後、米国が新しい大統領の下、世界をどのようにリードしていくのか、われわれ日本の経済界も引き続き、大きな期待と関心を抱きながら見守ってまいります。

同時に、日米関係の一層の発展はもとより、TPPやCOP21で採択されたパリ協定など、日米両国のみならず世界の安定と発展に寄与する重要事項について、経団連としても、トランプ政権との相互理解の増進を図ってまいります。

以上

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