
ラムサループ氏(左)と藤本委員長
経団連の藤本昌義中南米地域委員長は1月24日、東京・大手町の経団連会館で、ガイアナのピーター・ラムサループ大統領府直轄・投資庁長官と懇談した。ラムサループ氏の発言概要は次のとおり。
ガイアナは、ボーキサイト、金をはじめとする鉱業、2019年から商業生産が始まった石油産業などで急速な経済成長を遂げている。また、エネルギーコストの削減等によって、製造業、大規模農業、食品加工などさまざまな投資チャンスがある。
さらに今後、(1)ボーキサイト・アルミニウムなどの鉱業(2)シリカ砂を使ったガラス産業(3)ブラジル北部からの貨物輸出を扱う大水深港の建設――等で投資の拡大を考えている。また、カリブ海地域、ブラジル北部に隣接している地の利を生かし、次世代自動車の組み立てと輸出など、製造業の成長も期待できる。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)は、日本企業の皆さまにガイアナをアピールする大きなチャンスである。万博期間中には、パートナーとなり得るガイアナの企業を含め、デリゲーションの派遣を検討している。
【国際協力本部】