
経団連は1月20日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX) 」の第28回会合を東京証券取引所ならびに日本取引所グループとの共催により、東京・大手町の経団連会館で開催した。スタートアップ、大企業等から約100人が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会に続き、林謙太郎東証執行役員があいさつした。
続いて、東証への上場を目指すアジアのスタートアップ12社がピッチに登壇し、自社の強みを紹介するとともに連携を呼びかけた。登壇者は次のとおり。
- (1)スティーブン・チャン 21st Financial Technology CTO=日本および東南アジアでフィンテックプラットフォームを提供
- (2)アミール・ザクワン・アヌア Aerodyne Group Deputy CEO=ドローン技術を活用し、通信、農業、物流業界向けにデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションを提供
- (3)インドラニル・ロイチョウドリー Docquity CEO=医療従事者向けの学習・交流プラットフォームを運営し、医療コミュニティを支援
- (4)ビクター・ツェン KKday CFO=旅行関連の電子商取引(EC)プラットフォームを運営し、現地体験ツアーや観光商品を提供
- (5)小長井教宏 NextDrive 執行役員=再生可能エネルギー向けエネルギーマネジメントとアグリゲーションサービスを提供
- (6)エスター・グエン POPS Worldwide CEO=東南アジアでデジタルメディアを運営し、日本のコンテンツをローカライズして配信
- (7)チャイ・ジア・ジー Rainforest Life CEO=子育て関連のECブランドを統合し、成長支援を通じてグローバル市場に展開
- (8)クリストファー・ヨー Sentient.io CEO=クライアント企業のデータに特化したプライベートなスマートチャットを提供
- (9)末廣将志 SWAT Mobility Japan 代表取締役=AIオンデマンド交通運行や配送最適化システムで交通・物流課題を解決
- (10)チャリット・ボグラジ Tricog Health CEO=AIを活用した心臓診断と遠隔医療サービスで心疾患治療を支援
- (11)ウェスリー・クオ Ubitus CEO=クラウドゲーム技術を提供し、生成AI分野でも革新的なソリューションを展開
- (12)アレクシス・サセット UnaBiz CTO=IoTセンサー接続でユーティリティや物流分野を支援
ピッチ終了後のネットワーキングでは、登壇者と大企業関係者らが活発に交流した。
次回のKIXは3月、東京・大手町の経団連会館で開催予定。
【産業技術本部】