経団連の岡本圀衞副会長は6月29日、有村治子少子化対策特命担当大臣、内堀雅雄福島県知事とともに、安倍晋三総理大臣を訪問した。
有村大臣は同日開催された「さんきゅうパパプロジェクト キックオフシンポジウム」(配偶者の出産直後の男性の休暇取得促進を目的としたプロジェクト)の模様を報告。
岡本副会長からは、経団連では人口問題委員会を新設し、育児への男女共同参画の促進等を進めていくことを説明した。
あわせて、岡本副会長は、自社(日本生命保険)における男性の育児休業取得促進の取り組みと、2年連続で取得率100%を達成した実績を紹介。「育児が共通の話題となり、従業員間でのコミュニケーションが活性化し、一体感醸成につながっている」「家に早く帰ることが重要という意識づけになり、仕事の段取りもよくなった」といった取り組みの効果についても説明があった。
安倍首相は「一番大事なのは職場の雰囲気であり、産休取得が常識化することが重要」との認識を示したうえで、「企業も自治体も、取り組みを進めていただきたい」と語った。
【経済政策本部】