経団連は5月29日、2015年夏季賞与・一時金の大手企業業種別妥結状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(20業種245社)のうち、16業種90社(36.7%)で妥結しており、このうち、集計可能な13業種63社の総平均は91万3106円となった。今回集計した企業(63社)の前年妥結額(89万1420円)と比べて、2万1686円増(プラス2.43%)となり、妥結額はリーマンショック前の08年以来の90万円超、対前年比は3年連続でプラスとなった。
妥結額の分布をみると、「65万~70万円未満」が17.5%で最も多く、以下「90万円以上」が14.0%、「85万~90万円未満」が12.3%の順となっている。
増減率(前年夏季比)の分布では、「0.0%~2.0%未満」が21.1%で最も多く、次いで「6.0%~8.0%未満」が15.8%、「2.0%~4.0%未満」「4.0%~6.0%未満」「10.0%以上」が各12.3%で続いている。
今後は、7月下旬に最終集計を取りまとめる予定。
【労働政策本部】