経団連の米倉弘昌会長は２５日、東京・大手町の経団連会館で記者会見を行った。

日本の新たな温室効果ガス削減目標について米倉会長は、今回の目標はあくまで暫定的な数値であると指摘。加えて、成長戦略やエネルギーの需給バランス、エネルギーミックスとそれを実現するための技術開発を考えたうえで、正式な削減率が決まるものと理解していると述べた。同時に環境、エネルギー技術に磨きをかけ、地球規模で貢献していくことが、世界全体の温室効果ガスを削減するうえで効果的であると語った。さらに、今の日本の製鉄や火力発電の技術を中国、インド、米国で使えば、かなりの排出量が削減できるとの考えを示した。

また、ケネディ駐日米国大使の着任に関連し、ケネディ大使の影響力は米国内でも大きく、日本と米国をつなぐパイプ役として適任であると歓迎。優れた業績を残す大使になるだろうと述べ、今後の活躍に期待を示した。

【社会広報本部】