Well-beingを実現する未来志向の人材育成
ロシアのウクライナ侵略などを巡る現下の国際情勢は、日本の様々な課題を顕在化させた。日本がエネルギーや食料安全保障の確保などに追われる一方、世界はDXやGXが進んだ先を見据え、次世代原発技術や核融合炉、そして光電融合・量子への投資およびそれに対応する人材育成を進めており、さらにサイバーや宇宙領域も強化している。
ロシアのウクライナ侵略などを巡る現下の国際情勢は、日本の様々な課題を顕在化させた。日本がエネルギーや食料安全保障の確保などに追われる一方、世界はDXやGXが進んだ先を見据え、次世代原発技術や核融合炉、そして光電融合・量子への投資およびそれに対応する人材育成を進めており、さらにサイバーや宇宙領域も強化している。
宇宙開発利用は、安全保障、災害対策や地球規模課題への対応、経済成長とイノベーション創出など、多面的な広がりを見せている。また、世界的に宇宙ビジネスの市場規模が拡大し、スタートアップを含む民間企業の参入や活動が活発化している。さらに、国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)長期滞在など日本人宇宙飛行士の活躍も続き、今後も月面や火星などの有人宇宙探査に照準を当てた様々なミッションが予定されており、宇宙空間における人類の活動領域の拡大にも期待が集まる。
【提言】
「宇宙基本計画の実行に向けた提言」を公表
―令和5年度宇宙関係予算で担保すべき重点事項
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/068.html
(経団連産業技術本部)
米中ロの宇宙政策と国際法上の課題
―ポスト「ロシア・ウクライナ戦争」を考える
青木 節子(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)
衛星を利用し災害対応力を高める
林 春男(防災科学技術研究所理事長)
田口 仁(防災科学技術研究所防災情報研究部門副部門長)
宇宙太陽光発電システムによるカーボンニュートラルへの貢献
篠原 真毅(京都大学生存圏研究所生存圏電波応用分野教授)
宇宙スタートアップ企業の成長と課題
石田 真康(A・T・カーニーディレクター、SPACETIDE代表理事兼CEO)
信頼性、打ち上げ能力・価格競争力に優れたH3ロケットの早期実用化に向けて
田村 篤俊(三菱重工業防衛・宇宙セグメント宇宙事業部長)
NECの宇宙利用最前線
―さらなる宇宙産業振興に向けた提言
三好 弘晃(NEC航空宇宙・防衛ソリューション事業部門
主席スペースICTエバンジェリスト)
X-NIHONBASHI
―街づくりを通じた宇宙ビジネスの拡大へ
植田 俊(三井不動産取締役専務執行役員)
【特別寄稿】
地球サイズの望遠鏡で迫るブラックホールの謎
本間 希樹(国立天文台水沢VLBI観測所所長・教授)
【特別インタビュー】
天文・宇宙への関心を育む
今井 哲也(漫画家)
【コメント】
ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)公開草案に対するコメント
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/073.html
井上 隆(経団連金融・資本市場委員会ESG情報開示国際戦略タスクフォース座長
/経団連専務理事)
研究デジタルトランスフォーメーションの実現に向けて
坂本 修一(文部科学省大臣官房審議官(研究振興局及び高等教育政策連携担当)(当時))
あの時、あの言葉
Make a crisis in the company
前川 真(前川製作所社長)
Essay「時の調べ」
まぼろしの王国、「加耶」を展示する
高田 貫太(国立歴史民俗博物館研究部教授・総合研究大学院大学文化科学研究科教授)