本年7月、経団連会員企業ならびに1%クラブ法人会員の合計1,045社を対象にアンケート票を郵送し、96年度の社会貢献活動支出、その経常利益額に対する比率、従業員の社会貢献活動支援制度の導入等について回答いただいた。回答総数は429社(回答率;41.1%)。
本調査結果によると、景気の先行きが不透明な状況が続いたにもかかわらず、企業が地道かつ継続的に社会貢献活動に取り組んでいることが分かる。
1社平均の社会貢献活動支出額は、前年度に比べ1.0%増加して4億円となり、3年ぶりに4億円台となった。
また、社会貢献活動支出額が経常利益額に占める比率(単純平均)は、経常利益額が30%を超える大幅増益となったにもかかわらず、前年度に比べ0.04ポイント上昇し2.40%となった。