1.カナダ市場及び対加貿易・投資の現状
2.カナダとの経済関係のあり方
3.日加経済連携強化に向けた課題
4.課題の解決に向けて
(1)優先的な課題―ビジネス環境の整備
(投資・サービス貿易の自由化、規制改革の推進、租税条約改正、協力案件の推進)
(2)その他の課題―物品の貿易の促進
(3)関税の撤廃・削減にあたって念頭におくべき事項
(4)共同研究終了後の方向性―貿易投資の促進に向けた環境整備に関する協定
1.相互の関税障壁の撤廃・引き下げ
(1)カナダの関税
- 乗用車・貨物自動車
- 車輪(鉄道車輪用)
- 映画用フィルム
- 磁器製碍子
(2)日本の関税
- SPF製材
- OSB(オリエンテッド・ストランド・ボード、主要構造用面材)
- 牛肉
2.国内規制改革の推進
(1)規制改革の推進・投資・サービスの自由化に必要な枠組
- 二国間投資協定(サービス貿易の自由化を含む)の締結
- 継続的かつ実効性を伴う規制改革の枠組の構築
- 税制改正に関する財務省間の定期的対話の創設に向けた検討の開始
(2)カナダのビジネス環境整備に向けた規制改革推進の方向性
- 州の規制の連邦との調和、必要以上の貿易・投資制限の是正
- 投資段階の自由化、継続的経営の円滑化
- 基準・認証の共通化による行政手続きの円滑化、人の移動の円滑化
- 投資促進と企業活動のコスト削減
3.経済連携強化に向けた相互の協力
(1)協力の推進に向けて
(2)協力分野における関心事項
- エネルギー・天然資源
- 観光促進
- 投資
- 鉄道、港湾整備
- エレクトロニクス産業振興
- 食の安全
おわりに