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日本経団連事業サービス社内広報センターは1日、東京・大手町の経団連会館で2011年度経団連推薦社内報表彰式を開催した。今回は、企業・団体・事業所から214作品の応募があり、審査の結果、36作品が選ばれ、受賞企業が表彰された。
表彰式の冒頭、経団連の中村芳夫副会長・事務総長が、審査では、総合評価により、各社の範となるような社内報を選考していることを紹介したうえで、受賞企業への祝辞を述べた。
表彰は、(1)雑誌・新聞型部門(2)イントラネット部門(3)映像部門――の3部門で実施。雑誌・新聞型部門の最優秀賞はサントリーホールディングスの「まど」が、優秀賞は大阪ガスの「がす燈」、丸紅の「M‐SPIRIT」、カゴメの「カゴメ通信」の3作品がそれぞれ受賞。映像部門では、電通の「動画ニュース」が優秀賞を受賞した。さらに、今年は、東日本大震災に関連する社内報の特集企画が優れた企業に贈られる「東日本大震災特別賞」が設けられ、雑誌・新聞型部門で5作品、映像部門で1作品が表彰された。
最優秀賞受賞企業のあいさつの後、それぞれの部門の審査を担当した審査委員が講評を行った。社内広報アドバイザーの中澤章氏は、月刊誌の受賞企業の社内報は、底辺に流れる企業文化が見事に表現されていたとコメント。トータルオフィスパートナー常務の鈴木健二氏は、隔月刊誌での社員の取り上げ方に工夫が見られることや、イントラネット部門でのコンテンツ充実・活用方法の多様化などについて言及した。広報アドバイザー・PRプロデューサーの今江亘氏は、季刊誌のどの作品も素晴らしかったとしつつ、企画の一層の充実に向けたアドバイスを行った。社内広報アドバイザーの黒板昌美氏は、活字とは異なる映像社内報の特徴や、社内コミュニケーションに活用していく重要性について語った。