2015年4月20日
一般社団法人 日本経済団体連合会
一般社団法人 日本経済団体連合会
【TPP交渉】
世界の成長センターであるアジア・太平洋地域が経済発展を持続させ、潜在力を最大限に発揮することは世界経済全体の安定と発展にとって極めて重要である。これを実現させるためには、域内の経済活動がより活発かつ円滑に展開されていく必要がある。TPPはグローバリゼーション、ボーダーレス経済のさらなる推進に資するものであり、早期締結が待たれる。
TPP交渉を左右する鍵が2つある。第1はTPA(大統領貿易促進権限)である。超党派によるTPA法案が米国の上下両院に上程されており、速やかな成立が求められる。第2は交渉参加国中、最大の経済規模を誇る日米両国の合意である。交渉の間合いを詰めるため、今まさに日米間で閣僚協議が行われており、注視している。その成果も踏まえ、来る日米首脳会談において、TPPの大筋合意に向けた政治的コミットメントがなされることを期待している。
以上