2014年9月29日
一般社団法人 日本経済団体連合会
一般社団法人 日本経済団体連合会
【政労使会議】
経済の好循環を実現していくためには、企業収益が拡大し、賃金を上げることが可能となるような環境づくりが重要である。例えば、規制緩和や税制改正などを通じた企業活動の活性化につながる環境整備が求められる。現在はデフレから脱却し、持続的な経済成長を実現する正念場の時期である。政労使会議が政・労・使が一体となって、経済の好循環に向けた共通認識を醸成する場となるよう期待している。
【日中経協訪中団】
経団連会長に就任して以来、日中関係の改善を最重要課題のひとつと位置づけてきた。汪洋国務院副総理はじめ中国側要人との会談を通じて、「日中両国は世界第2位と第3位の経済大国として、アジアと世界の経済発展に『共に』重要な責任を担っていること、そして、日中両国の関係改善は、両国の根本利益に沿うものであると同時にアジアと世界の利益につながるものである」という認識を中国側と共有できた。
また、「戦略的互恵関係の原点に立ち返り、経済交流の拡大・発展を通じて日中間の相互信頼と相互尊重の風土を醸成し、これをもって日中両国間の政治外交関係改善への環境づくりに貢献する」ということ、「日中間の貿易・投資の減少には現在の政治外交関係が大きく影響しており、この関係を打開しなければならない」ということについても、中国側と認識を共有できた。
以上