2012年5月8日
一般社団法人 日本経済団体連合会
一般社団法人 日本経済団体連合会
【フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙の結果について】
緊縮財政が続く中、成長戦略を求める国民の思いがあったのではないか。フランスのオランド新大統領は、財政規律を守ることを悪いといっているわけでなく、成長路線も必要であると主張している。来週予定される独仏首脳会談に注目したい。ギリシャについては、今後行われる支援策への対応を見極めていく必要がある。
欧州での選挙の結果、金融市場が過剰に反応し、為替は円高の流れとなっているが、市場には冷静な判断を求めたい。
【高度外国人材に対するポイント制について】
経団連としてはポイント制の早期導入を提言してきた。ポイント制の対象となるための要件については、柔軟に運用し、制度を実施していく中で改善するよう望みたい。
【日中韓FTAについて】
日中韓FTAは、ASEAN+6を推進する上での核となることから、積極的に推進していくべきである。経済界としても、中韓FTA交渉に遅れることなく、日中韓FTA交渉が進められるよう、それぞれの首脳に働きかけていきたい。
以上