森下さんは、副会長時代、税制委員長として、経済活性化に向けた税制改正に尽力されました。また、中国委員長として、日中間の貿易・投資の拡大と深化に注力されました。その後、評議員会議長として、示唆に富むご意見や大所高所からのご助言により、経団連の発信力、行動力の向上に尽くされました。

森下さんはまた、わが国を代表する総合電機企業の経営者でありました。培って来られた豊富なご経験と該博なご知見に基づくグローバルな視点と果敢な決断力をもって、国内外の課題の解決に取り組まれ、自社はもとより業界全体を牽引されました。

日本経済の発展に多大な貢献をされ、また、経団連活動を力強く支えていただいた故人のご功績とご活躍に改めて敬意を表するとともに、衷心より哀悼の意を表します。