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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2025年3月13日 No.3675 サウジアラビア、オマーン、UAEへ訪中東ミッションを派遣 -中東地域委員会

経団連の中東地域委員会(兵頭誠之委員長、佐藤雅之委員長、宮田知秀委員長)は2月9日から14日にかけて、サウジアラビア、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)の3カ国へ、兵頭副会長・同委員長を団長とするミッションを派遣した。この3カ国は、原油・天然ガスの主要産出国として、わが国にとって極めて重要な国である。また、原油・ガス依存から脱却し、グリーン、デジタル、観光をはじめとする産業多角化を目指すなど、わが国との投資連携先として、大きなポテンシャルを有している。経団連は、これら湾岸諸国との経済連携強化の制度的基盤として、かねて日本と湾岸協力理事会(GCC)との自由貿易協定(FTA)の早期締結を働きかけ、2024年12月、日・GCC FTAの交渉が再開された。

こうした背景を踏まえ、経済界として、わが国と中東湾岸諸国との経済関係を一層強化すべく、政府要人、経済界代表、およびGCC事務総長を表敬訪問し、エネルギートランジションをはじめ各国との経済連携のあり方について議論した。

各国要人との懇談に際し、経団連側からは、24年12月に策定した「FUTURE DESIGN 2040」(FD2040)に触れ、中東湾岸諸国が経済多角化やエネルギートランジションに向けて掲げる国家ビジョンとも親和性が高いことを紹介。エネルギーやグリーン分野をはじめとするビジネス拡大に向け、日・GCC FTAの早期実現等に対する期待を表明した。

これに対し、各国の要人からは、日本は信頼し得る重要な経済パートナーであり、グリーンはじめ幅広い分野における日本企業との協力・連携を期待するとの声が寄せられたほか、日・GCC FTAの早期実現についても支持を得た。

<各国の訪問先>

■ サウジアラビア

ファーレフ投資大臣、カサビー商業大臣、ブダイウィGCC事務総長、アフメド・アル・ザハラニ エネルギー副大臣

ファーレフ大臣を訪問

■ オマーン

ウーフィー エネルギー・鉱物資源大臣、カイス商工業・投資促進大臣、ファイサル商工会議所会頭、ハリーファ外務次官、ムルハム オマーン投資庁(OIA)副長官、パンカジ・キムジー商工大臣アドバイザー、アフメド経済特区・フリーゾーン庁(OPAZ)副長官

ウーフィー大臣を訪問

■ UAE

ゼイユーディ大臣(右)と兵頭副会長

ゼイユーディ貿易担当国務大臣、アル・ムハイリ アブダビ投資庁(ADIO)エグゼクティブディレクター、アル・バドル ムバダラ アジアヘッド

【国際協力本部】

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