経団連の地域経済活性化委員会(永井浩二委員長、小林哲也委員長、月岡隆委員長)は、「地域協創アクションプログラム」(2021年11月16日)を通じて、各地の経済団体や自治体、各種団体など地域経済活性化に取り組む主体と経団連会員企業との協創を後押しし、地域における価値創出と課題解決に取り組んでいる。
今般、新たな協創事例として、各大学と連携しながら人材育成に取り組む「ENGINEプログラム推進コンソーシアム」が主体となり、長崎大学の全学部を対象とするセミナー「長崎大学 ENGINE Action Program」を2月8、9、15、16日に開講した。同セミナーは、学生の実践力強化を目的に、長崎に関連する企業と経団連企業の双方がメンターとして参画。「長崎だからできるカーボンニュートラル推進」について、学生がビジネスアイデアを検討・提案し、それに対して企業側が、実際にビジネスを担う立場から適宜助言、フィードバックしながら進められた。
学生は、フィールドワークや企業との議論を通じて、ビジネスの視点を学び、事業の目的や実現性の検証に役立てていた。最終日に提案されたビジネスアイデアは、いずれも創造性に溢れる内容となり、学生のみならずメンター側の成長にもつながる、実りあるセミナーとなった。ENGINEプログラム推進コンソーシアムは、24年度も同様のプログラムを実施するほか、他大学への横展開も検討している。
経団連は引き続き、各地における多様な主体の取り組みを支援し、価値協創を進めながら、地域の活性化を通じて日本経済全体の発展に寄与できるよう取り組んでいく。
■ セミナー参加企業(長崎関連企業×経団連企業)、協力企業
- ▽Aチーム=十八親和銀行×京セラ
- ▽Bチーム=イシマル×日立製作所
- ▽Cチーム=濱田屋商店×ラック
- ▽Dチーム=三菱重工業×コングレ
- ▽Eチーム=ハウステンボス×三菱UFJ銀行
- ▽Fチーム=システック井上×経団連
- ▽協力=リンクアンドモチベーション
【産業政策本部】