経団連は8月9日、2023年夏季賞与・一時金(ボーナス)の大手企業における業種別妥結結果(原則従業員500人以上、組合員数による加重平均)の最終集計を発表した。
同集計は、主に業種団体の協力により、21業種241社の大手企業を対象として実施。同日までに経団連に情報提供のあった20業種179社のうち、集計可能な19業種161社(約82.6万人)の平均妥結額は90万3397円だった。22年は現行の集計方法とした1981年以降で最も高い増加率(8.77%増)だったのに対し、2023年は微増(0.47%増)ながら2年連続の前年夏季比プラス、妥結額が3年ぶりに90万円台となるなど、高い支給水準を維持した。
他方で、業種別にみると、前年と比べてプラスが10業種であるのに対し、マイナスが9業種あるうえ、数値もプラスは14.58%(食品)、マイナスは11.75%(電力)となるなど、業種ごとの違いが明確に表れる結果となった。
【労働政策本部】