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ネットワーキングの模様
経団連は7月13日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX) 」の特別編として、大企業のスタートアップフレンドリー度を「見える化」する「スタートアップフレンドリースコアリング」の上位企業によるリバースピッチを東京・大手町の経団連会館で開催した。スタートアップおよび大企業から約100人が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつに続き、リバースピッチでは、7社((1)KDDI・北森聖望、畑茉里奈 事業創造本部スタッフ(2)第一生命保険・白鳥央 アシスタントマネジャー(3)東京海上ホールディングス・渡辺憲厳 デジタル戦略部グローバルグループマネージャー(4)凸版印刷・大矢将人 事業開発本部ビジネスイノベーションセンター戦略投資部長(5)豊田通商・杉浦賢人 ネクストテクノロジーファンド推進室室長(6)日立製作所・児玉昇司 ベンチャービルディングエキスパート(7)三井不動産・山田暁 ベンチャー共創事業部事業グループ統括)が登壇。
各社から、自社の強みや既存の取り組みを紹介したうえで、スタートアップに対して連携を呼びかけた。具体的な内容は以下のとおり。
- (1)スタートアップ×大企業の事業共創プラットフォームKDDI ∞ Labo(ムゲンラボ)を通じたスタートアップ支援や、CVC(Corporate Venture Capital)からの出資を通じた共創推進の事例
- (2)東京・シリコンバレー・ロンドンを拠点とする、ウェルビーイング実現に向けたグローバルでの協業の取り組み
- (3)保険の対象となる新しい産業の拡大に伴うオープンイノベーションの注力分野とAI活用や戦略的投資の事例
- (4)CVCの投資方針やスタートアップとの協業事例、および注力している新事業領域
- (5)ネクストモビリティーやカーボンニュートラルなどの重点分野、およびスタートアップとの協業事例(長崎県五島列島でのドローン事業)
- (6)新規事業開発チームと伴走し知見を蓄積することで新規事業成功の再現性を高める連携の進め方
- (7)不動産開発を通じた豊かなくらしの提供に向けた、スタートアップとの連携・出資事例や提供できるリソース
ピッチ終了後のネットワーキングでは、登壇者とスタートアップとが活発に交流した。
なお、次回のKIXは通常どおりスタートアップからの登壇として、9月13日にHR Tech(Human Resources Technology)等をテーマに開催する。
【産業技術本部】