経団連は9月27日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX) 」の第12回イベントを東京・大手町の経団連会館で対面とオンラインのハイブリッド形式により開催した。スタートアップおよび大企業から、会場約40人、オンライン約80人が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつに続き、京都大学の室田浩司産官学連携本部長が京都大学によるスタートアップ支援について説明した。
続くスタートアップピッチでは、京都大学イノベーションキャピタルの投資先であるスタートアップ6社(①角田望 LegalForce社長 ②笠原秀一 オーシャンアイズ取締役共同創業者 ③白鴻志 ディーピーエス代表取締役 ④加藤尚哉 エネコートテクノロジーズ社長 ⑤長尾昂 京都フュージョニアリング共同創業者兼代表取締役 ⑥古川実 Space Power Technologies代表取締役)が登壇。
各社から、先進的な取り組みとして、①AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」やAI契約管理システム「LegalForceキャビネ」 ②海の天気予報といえる「SEAoME」(しおめ)・「漁場ナビ」 ③微量金属・物質の濃縮回収や除去を簡易かつ高効率に行うことを可能とする「DualPore™」 ④変換効率に優れ高性能、超軽量、低コストのペロブスカイト型薄膜太陽電池の実用化 ⑤未来のエネルギー供給源である核融合炉開発 ⑥より進んだIoT時代を実現するリモート・ワイヤレス給電技術――が紹介された。
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ピッチ終了後のネットワーキングでは、会場内で登壇者と参加した大企業関係者とが活発に交流した。
なお、次回のKIX会合は10月13日に開催予定である。
【産業技術本部】