経団連は6月8日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX) 」の第10回イベントを東京・大手町の経団連会館で対面形式(リアル)により開催した。スタートアップおよび大企業から総勢約70名が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつに続くスタートアップピッチでは、これまでにオンラインで登壇した企業のなかから、既存の産業を効率化・最適化する技術によりデジタルトランスフォーメーション(DX)やSDGsを実現するスタートアップ6社(清水信哉 エレファンテック社長、今泉友之 Synspective執行役員、大植択真 エクサウィザーズ取締役事業統括部長、曽根岡侑也 ELYZA代表取締役、小室秀明 セーフィー執行役員、田中弦 Unipos社長CEO)が登壇した。
世界で初めて量産化に成功した金属インクジェット印刷技術による回路基板の製造、小型SAR衛星による取得データの提供およびソリューションサービス、各産業の重要課題や社会課題を一気通貫で解決するAIプラットフォーム・AIプロダクト事業、日本語特化の大規模言語AIを活用しホワイトカラー業務を補助するサービス、クラウドカメラの実装を起点とする映像を活用したDXの事例、協働の基礎を築き心理的安全性を向上させる行動や称賛のシェアサービスを紹介した。
ピッチ終了後には、会場内で登壇者と参加した大企業との間で活発なネットワーキングを行った。
なお、7月もリアルでのKIX会合を開催する予定である。
【産業技術本部】