経団連は3月16日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX)」のオンライン版である「KIX+」の第11回イベントを、シンガポールを本拠地とするグローバルベンチャーキャピタルVertex Holdings協力のもと開催し、スタートアップおよび大企業から総勢約110名が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会あいさつの後、Vertex Holdingsの中村貴樹Executive Directorから、日系企業と海外スタートアップとの連携促進に向けた取り組み状況について説明があった。
続くスタートアップピッチでは、「海外スタートアップとのさらなる協創に向けて」をテーマに、フィンテックおよびeコマースロジスティクスの分野からシンガポールのスタートアップ6社(Milena Naitoh Validus Capital Head of Investor Relations & Corporate Development、Alexey Shilin Turnkey Lender Chief Commercial Officer、越智一真 Nium Japan K.K カントリーマネージャー、矢嶋秀樹 SOCASH PTE LTD. Business Development and Partnerships, Japan Vice President、Nathaniel Yim Janio Asia Co-founder、Ravi Shankar Active Ai CEO, Co-founder)が登壇。中小企業向けに融資提供するピアツーピアファイナンスプラットフォーム、融資業務の自動化SaaSプラットフォーム、スマートフォンを利用した小売店での現金引き出しサービス、国際送金プラットフォーム、グローバルなeコマースロジスティクスソリューション、AIを利用した金融機関向けバーチャルアシスタントサービス等を紹介した。前回に引き続きイベントハブプラットフォームを利用し、登壇者と参加した大企業との間で活発な質疑を行った。
なお、4月もオンラインによる第12回KIX+を開催する予定である。
【産業技術本部】