経団連は2月19日、内閣官房、文部科学省、厚生労働省、経済産業省から「新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた2021年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」を受け、同日、会員宛てに周知した。
同要請は、2021年度卒業・修了予定者等を対象とした就職・採用活動が3月から始まることを受け、新型コロナの拡大を防止し、学生等が安心して就職活動に取り組めるよう、オンラインや対面での企業説明会、面接・試験を実施する際の留意すべき基本的事項をまとめている。
また、第二の就職氷河期世代を作らないため政府が推進している「新卒者等の採用維持・促進に向けた取組」(21年1月18日一部改訂)の内容を改めて紹介している。
そのうえで、経済界に対して、2点要請している。具体的には、第1に、中長期的な視点に立って、21年度新卒者等の採用を積極的に進めること、第2に、卒業・修了後少なくとも3年以内の既卒者が新規卒業・修了予定者の採用枠に応募できるようにすることである。
【労働政策本部】