経団連(榊原定征会長)は2001年から、南アフリカの経済団体ビジネス・リーダーシップ・サウス・アフリカ(Business Leadership South Africa、BLSA)との間で、日本・南アフリカビジネスフォーラムを隔年で交互に開催しており、同フォーラムの開催にあわせて、14日から18日にかけて、南アフリカとボツワナに訪南部アフリカ経済ミッションを派遣した。
同ミッションは、サブサハラ地域委員会の野路國夫委員長(団長)、加瀬豊委員長(共同団長)をはじめ、南アフリカに21名、ボツワナに13名が訪問した。
14日から17日にかけて訪問した南アフリカ(ケープタウン)では、BLSAと「第8回日本・南アフリカビジネスフォーラム」を開催するとともに、黒人企業評議会(Black Business Council)との懇談を行い、日本と南アフリカの経済情勢や今後の経済協力の可能性について意見交換した。
また、ラマポーザ副大統領、ゴーダン財務大臣、ブラウン公共事業大臣、デービス貿易産業大臣、ピターソン・エネルギー大臣、モコンヤネ水衛生大臣、パンドール科学技術大臣、ゾクワナ農林水産大臣、クガニャゴ準備銀行総裁、ジレ西ケープ州首相と懇談する機会を得た。16日に懇談したラマポーザ副大統領からは、日本企業に対して、南アフリカへの一層の投資促進とともに、電力等のインフラ整備、人材育成、研究開発面での協力等への強い期待が示された。
また、17、18日には、今年、日本との国交樹立50周年を迎えたボツワナ(ハボロネ)を訪問し、現地の経済団体のビジネス・ボツワナと懇談するとともに、ケボナン通商産業大臣代行、マカトゥ保健大臣と懇談した。また、当地に本部を置く南部アフリカ開発共同体(SADC)を訪問し、タックス事務局長と、南部アフリカ諸国間で経済連携を進めるSADCと日本との経済協力の可能性について意見交換した。
【国際協力本部】