経団連の榊原定征会長は9日、東京・大手町の経団連会館で記者会見を行った。
榊原会長は同日の会長・副会長会議において、6月2日の総会で就任する副会長6名、審議員会副議長11名の新任候補者が内定したことを紹介。このうちBTジャパンの吉田晴乃社長が審議員会副議長の候補者となったことについて、会長・副会長、審議員会議長・副議長といった経団連幹部としては初の女性となると説明。今後とも女性の活躍推進の取り組みを加速させるとともに、新体制のもと、経団連ビジョンで掲げた経済社会の実現を目指したいと述べた。
また、JA改革について問われた榊原会長は、わが国農業は農業従事者の高齢化や耕作放棄地拡大などの課題に直面しており、競争力強化、成長産業化、輸出産業化に向けた構造改革の推進等が喫緊の課題であると指摘。そのうえで、JA改革は規制改革の重要なテーマの一つであり、しっかりと取り組んでほしいと述べ、経団連としてもJAグループをはじめ、農業界との連携を強化していくとした。
【社会広報本部】