安倍首相に経団連ビジョンを手交する榊原会長（左）

経団連の榊原定征会長は１３日、官邸に安倍晋三総理大臣を訪ね、１日公表した経団連ビジョン「『豊かで活力ある日本』の再生」（Innovation & Globalization）を手交した。

冒頭、榊原会長は、ビジョンで描いた四つの国家像（（１）豊かで活力ある国民生活を実現する（２）人口１億人を維持し、魅力ある都市・地域を形成する（３）成長国家としての強い基盤を確立する（４）地球規模の課題を解決し世界の繁栄に貢献する）実現のための課題に、政府と一体となって取り組みたいと言明。

あわせて、ビジョンが実現すれば、２０３０年には名目ＧＤＰで８００兆円超、基礎的財政収支も黒字化し、国・地方の債務残高対名目ＧＤＰ比は１４０％程度へ縮減するとの試算を示した。

これに対し安倍首相は、「安倍政権と経済界が目指す方向は軌を一にする。構造改革を断行し、経済の好循環を確かなものとしていきたい」と応えた。

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経団連ではビジョンを政府、与野党、地方公共団体、報道機関、大学、関連諸団体等に順次展開し、経団連活動への理解・協力を求めていく。

【経済政策本部】