経団連は12月19日、2014年年末賞与・一時金の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。調査対象(20業種・大手240社)のうち、18業種172社(71.7%)で妥結しており、平均額がわかっている18業種157社の総平均は84万8405円であった。前年の妥結額(80万6007円)と比較して、額で4万2398円増、率で5.26%アップとなった。最終集計の増加率が5%を超えたのは1990年(74万8872円、6.77%)以来24年ぶりとなる。
妥結額の分布は、「65万~70万円未満」(16.8%)が最も多く、以下「80万~85万円未満」(14.2%)、「60万~65万円未満」(12.4%)の順となっている。また、「90万円以上」で妥結した企業も1割を超えた(11.5%)。
前年からの増減率の分布は、「2.0%~4.0%未満」(22.4%)が最も多く、次いで「0.0%~2.0%未満」(19.4%)となっている。このほか、「6.0%~8.0%未満」「10.0%以上」(各14.3%)や「4.0%~6.0%未満」(13.3%)の企業がおのおの1割を占めるなど、全体で8割を超える企業(85.8%)が前年を上回る結果となった(「0.0%~2.0%未満」~「10.0%以上」の合計)。
【労働政策本部】