観光庁は、今年４月にビジット・ジャパン事業が１０周年を迎えることを機に、海外プロモーションの抜本的転換を図る。
海外６カ国８人の外国人を含む１１人の委員による「『普遍的な日本の魅力』の再構築・発信に関する検討会」（座長＝西村幸男東京大学副学長）において取りまとめられた「訪日観光の３つの価値」を踏まえ、ＰＲ映像、ウェブサイト、ガイドブックについて、震災時に称賛を浴びた「日本人」を切り口として一新した。
訪日観光の３つの価値
- 日本人の神秘的で不思議な「気質」に触れることができる
- 日本人が細部までこだわり抜いた「作品」に出会える
- 日本人の普段の「生活」にあるちょっとしたことを経験できる
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メインＰＲ映像では、「DISCOVER the SPIRIT of JAPAN」をテーマに、「阿波踊り」を扉に、楽しく情熱的な「日本人」を紹介している。
新設のウェブサイトには、合計で１６０本以上の動画（メイン、テーマ別、観光地・観光資源別など）を準備した。増加が期待される個人旅行者に「知られざる日本」を発見することを楽しんでもらうことがねらい。
政府は、２０１２年３月に閣議決定した「観光立国推進基本計画」で、訪日外国人旅行者数を２０１６年までに１８００万人、訪日外国人の旅行消費額を３兆円にするとの目標を示している（２０１２年の訪日外国人旅行者数は８３７万人、訪日外国人の旅行消費額１兆８６１億円）。
観光庁では、官民連携のもと、国を挙げて観光立国を実現する観点から、民間企業・団体にも海外・外国人の目に触れる可能性のあるさまざまなチャンネルで露出を図る等の協力を求めている。
メインプロモーション映像は、新設のウェブサイトを参照。
※ＵＲＬ＝www.visitjapan.jp
◇問い合わせ先
観光庁国際交流推進課（電話０３－５２５３－８９２２（直通））