経団連は5日、2013年春季労使交渉の大手企業業種別回答状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(21業種大手240社)のうち、11業種86社(35.8%)で回答(了承・妥結含む)が示され、このうち平均額がわかっている8業種35社の総平均は6203円、賃上げ率1.91%となった。昨年の第1回集計結果(2012年4月6日発表、6240円、1.94%)と比較すると、額でマイナス37円、率でマイナス0.03%ポイントと、額・率ともほぼ横ばいであった。
■ 「4500~5000円未満」が最多
回答額の分布をみると、「4500~5000円未満」(24.1%)が最も多く、以下「5500~6000円未満」(20.7%)、「6000~6500円未満」(17.2%)の順となっている。
賃上げ率の分布をみると、「1.40~1.50%未満」と「1.90~2.00%未満」(各18.5%)が最も多いほか、「1.50~1.60%未満」 「1.70~1.80%未満」 「1.80~1.90%未満」 「2.10~2.20%未満」がそれぞれ11.1%となっている。
【労働政策本部】