経団連は8日、2012年年末賞与・一時金の大手企業業種別妥結状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(21業種・大手247社)のうち、14業種90社(36.4%)で妥結しており、このうち平均額がわかっている12業種83社の総平均は78万1396円で、前年と比べて、額で3万2441円減、率で3.99%減と、額・率とも3年ぶりにマイナスに転じた。
業種別でも、製造業の平均妥結額は78万5851円(前年年末比マイナス3.48%)、非製造業の平均妥結額は75万6878円(同マイナス6.78%)といずれもマイナスとなった。
妥結額分布「75万~80万円未満」が最多
妥結額の分布をみると、「75万~80万円未満」(19.0%)が最も多く、次いで「65万~70万円未満」「70万~75万円未満」(各17.5%)の順となっており、「65万~80万円未満」を合わせると5割強(54.0%)を占めている。
増減率の分布は、前年とほぼ同水準の「0.0~2.0%未満」(23.8%)が最も多くなっているが、「マイナス10.0%未満」で妥結している企業も1割以上(11.1%)あった。
【労働政策本部】