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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2012年5月31日 No.3087 経団連グリーンフォーラム -第7期の開講式開催

あいさつする宮原チーフアドバイザー

経団連事業サービスは28日、東京・大手町の経団連会館で、企業の次世代リーダーの育成を目指す「経団連グリーンフォーラム」(チーフアドバイザー=宮原耕治経団連副会長・日本郵船会長)の第7期(2012年度)の開講式を行った。今期メンバー25名のほか、今年からフォーラムのチーフアドバイザーに就任した宮原氏、アドバイザーの関島康雄氏(3Dラーニング・アソシエイツ代表)、大久保幸夫氏(リクルートワークス研究所所長・専門役員)が出席した。

宮原チーフアドバイザー、メンバーを激励

開講あいさつで宮原チーフアドバイザーは、自身がフォーラムメンバーと同年代だった1980年代半ばに、プラザ合意によって経営環境が激変し、その対応を迫られたことを紹介。(1)思わぬ理不尽な出来事が起きても、ひるまずに次の手を考えること(2)企業の勝敗を最終的に決めるのは国際競争力であり、自社を日本の外から見るという視点を持つこと(3)1人の力は限られており、会社の総力を合わせるためにリーダーシップを発揮すべきこと――をアドバイスした。さらに、「講座の内容も大事だが、ここで得たネットワークも大切にしてほしい」と述べ、メンバーを激励した。

その後、両アドバイザーがあいさつ。関島アドバイザーは、「『勉強は勉強、仕事は仕事』と分けて考えていては実力はつかない。学んだことを仕事にどう活かすのかを真剣に考えてほしい」と語り、主体的な学びの大切さを強調。また、大久保アドバイザーは、学習成果を上げるために、予習・復習が不可欠であると語り、課題図書の予習により学習習慣を身に付けることや、職場での実践による復習などを勧めた。

続いて、第6期の修了生である橋本朋子・全日本空輸客室本部グループ品質推進部副部長と、小島邦彦・中日本高速道路総務本部経理部財務チームサブリーダーが、「会社から与えられた貴重な機会を有意義なものとしてほしい」「フォーラムを通じて、自分が進むべき道のイメージを持ち、それを実現するためのツールを学んで職場で活かしてほしい」と第7期メンバーにアドバイスした。

さらに、第7期メンバーが一人ひとり自己紹介し、フォーラムへの期待や意気込みを語った。

◇◇◇

経団連グリーンフォーラムは、次世代リーダーの育成を望む声に応え、2006年度にスタート。リーダーシップやキャリアデザイン、プロジェクトマネジメント、ネゴシエーション、プレゼンテーション、ロジカル・コミュニケーションなどを講義とグループ討議、演習を通じて学ぶ年間プログラムである。あわせて、異業種交流による人脈形成も目的とする。合宿講座を含め、来年3月まで実施する。

【経団連事業サービス】

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