議長・共同議長

ABAC議長

クリエンクライ・ティエンヌクル（タイ）

共同議長

レイチェル・タウレレイ（ニュージーランド）
ドミニク・ング（米国）

ABAC2022 タイ議長年

ABACは、2022年のテーマを「EMBRACE（受け入れる）」「ENGAGE（取り組む）」「ENABLE（実現可能にする）」としました。

2022年の活動計画を進めるにあたり、ABACは以下の作業部会を設置し、それぞれ優先課題を設定しました。

地域経済統合作業部会
（Regional Economic Integration Working Group）

• FTAAP実現に向けた道筋協定の進展
• WTOとルールに基づく多角的貿易体制の支持
• サービス貿易と投資の強化
• 安全で継ぎ目のない人の移動を見据えた国境再開

デジタル作業部会
（Digital Working Group）

• 基盤となるデジタルインフラの構築
• 貿易円滑化のためのデジタルツールの導入加速
• 経済のデジタル化とデジタル包摂性を推進するために不可欠な物的インフラの整備拡大

零細・中小企業と包摂性作業部会
（MSMEs and Inclusiveness Working Group）

• MSMEのデジタルトランスフォーメーション推進
• 持続可能な行動の強化
• 女性の経済的エンパワーメントを通じた包摂性の強化
• MSMEsの財政資力の構築（金融・経済作業部会との協働）

持続可能性作業部会
（Sustainability Working Group）

• APECにおけるネットゼロ経済の構築とグリーン・リカバリーの促進
• APECにおける低炭素化に向けた現実的なエネルギートランジションの推進
• 持続可能な食料システムの構築

金融・経済作業部会
（Finance and Economics Working Group）

• 迅速かつ持続的な回復の促進
• パンデミックリスク移転のための官民連携フレームワークの構築
• 持続可能な社会への移行を支援するファイナンス
• デジタル金融を実現する有効なエコシステムの構築

2022年の活動計画で設定された優先事項について、ABAC会議の中で提言の詳細が作成されます。ABACの提言は、APEC高級実務者や、貿易担当大臣、中小企業担当大臣、財務担当大臣などの閣僚に対して、さらには秋に開催される首脳との対話において、さまざまな経路を通じてAPEC各国・地域の政府に伝えられます。

2022年ABAC会議開催スケジュール