ABAC2013年の活動計画
議長・共同議長
- 議長
- ウィシュヌ・ワルドハナ(インドネシア)
- 共同議長
- ニン・ガオニン(中国)
ABAC2013 インドネシア議長年
世界経済の不透明な状況が続く中、ABACは今年のメインテーマを「連携と強靭性、そして成長への架け橋」、サブテーマを「域内の強靭性と新しい成長領域との連携の強化」及び、「バランスの取れた、あまねく広がる持続可能な成長のための、経済基盤と金融構造の強化」としました。2013年の作業計画はこれまでの実績を基に以下の4点に絞りました。
- 地域経済統合の深化
- インフラ開発及び持続可能な発展の促進
- 中小零細企業の発展と企業家精神の育成
- 金融市場の発展及び統合の推進
2013年の作業計画を進めるにあたり、ABACは以下の作業部会を設置し、それぞれの重点分野を決定しました。
地域経済統合作業部会
(REIWG : Regional Economic Integration Working Group)
- ボゴール目標の達成、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)に向けた貿易投資の自由化
- サプライチェーン・コネクティビティの強化
- サービス貿易の自由化・円滑化の前進
持続可能な発展作業部会
(SDWG : Sustainable Development Working Group)
- インフラ開発の加速
- ブルーエコノミー開発の促進
- 環境物品サービスに関する貿易を含むグリーン成長の促進
- 食料安全保障の強化と食料安全保障に関するAPEC政策パートナーシップとの連携
- エネルギー安全保障の強化
- 技術普及の加速
中小零細企業と起業家作業部会
(SMMEEWG : SMME & Entrepreneurship Working Group)
- 新規ビジネスと新しいビジネスモデルの開発促進
- 中小企業の国際市場へのアクセスを円滑化するためのインターネット技術の利用促進
- ビジネスの持続性(特に金融アクセス)の促進
金融・経済作業部会
(FEWG : Finance & Economics Working Group)
- マクロ経済とG20の進展のモニター及び評価
- アジア太平洋金融フォーラム創設の推進
- バランスの取れた成長、および、より強固な金融統合の実現に向けた戦略の構築
- 官民連携およびインフラ金融の促進
- ファイナンシャル・インクルージョンの促進
行動計画と提唱作業部会
(APAWG : Action Plan & Advocacy Working Group)
- ABAC提言への対応をフォローアップし、その効果を評価する
- 2013年の優先事項の行動及び提唱計画の構築
- APECとの連携を特定し、強化する
- ABACの役割とその重要性、および、優先課題を自国内でより認知を高める
提言の詳細は今年行われる会議の中で作成され、2013年作業計画で特定された全ての優先事項に基づいてABACは2013年の提言を策定していきます。ABACの提言は、様々な手段を通じてAPEC各国政府へ伝えられるのですが、その届け先は様々であり、APEC高級実務者、あるいは貿易担当大臣、中小企業担当大臣、財務担当大臣など閣僚を通して、あるいは毎年秋に開催される首脳との対話で直接各国首脳に伝えられます。
2013年ABAC会議開催スケジュール
日程 | 会議名 | 開催地 | 成果など |
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1/20-23 | ABAC1 | マニラ |
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4/3-6 | ABAC2 | シンガポール |
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7/8-11 | ABAC3 | 京都 |
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10/2-5 | ABAC4 | バリ島 |
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