UWCのプロジェクト


UWC(United World Colleges)は、世界各国から選抜・派遣された生徒(日本の場合は高校生)を中等教育期間終了前の2年間受け入れ、国際感覚豊かな人材を育成することを使命としている。

UWCの本部はロンドンにあり、その運営は常任理事会(UWC Executive Board)があたっている。国際理事会(UWC International Board of Directors)と5年毎に開催される国際評議員会(International Council)は、UWCの運営について助言を行っている。

UWCの最初のカレッジは、1962年にイギリスに開設したアトランティック・カレッジである。その後、カナダ校(1974年)、シンガポ−ル校(1975年)、エスワティニ校(1981年)、イタリア校(1982年)、アメリカ校(1982年)、ベネズエラ校(1988年、2012年閉校)、香港校(1992年)、ノルウェー校(1995年)、インド校(1997年)、コスタリカ校(2006年)、ボスニア・ヘルツェゴビナ校(2006年)、オランダ校(2009年)、ドイツ校(2014年)、アルメニア校(2014年)、中国校(2015年)、タイ校(2016年)、日本校(2017年)、タンザニア校(2019年)が開校し、現在、18校のカレッジがある。
カレッジでは、60〜70カ国の生徒約200名が寮で共同生活を送るとともに、勉学やスポーツに勤しんでいる。

UWCは今後も世界各地にカレッジを開設していく計画をもっている。UWCは国際感覚豊かな有能な人材を多数養成しており、国際的な相互理解という点でも大きな貢献を行っている。


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