環境自主行動計画第三者評価委員会

I　設置経緯

経団連（現・日本経団連）は1996年に環境自主行動計画を策定し、以後、毎年フォローアップを実施してきた。2002年現在、産業・エネルギー転換部門34業種が「2010年度のCO2排出量を1990年度比同水準以下に抑制する」ことを目指し努力している。2002年3月に改訂された地球温暖化対策推進大綱でも、こうした産業界の自主的取り組みの成果が認められ、産業部門の対策の中核として位置付けられたが、同時に「第三者による認証・登録制度の導入」が検討課題として盛り込まれた。
これを受けて日本経団連では、2002年7月23日、環境自主行動計画第三者評価委員会を設置し、自主行動計画フォローアップを継続的にレビューすることとした。

II　委員構成

委員長	：	山口　光恒	（慶應義塾大学経済学部教授）
委　員	：	青柳　　雅	（三菱総合研究所地球環境研究本部長）
		内山　洋司	（筑波大学機能工学系教授）
		佐藤　博之	（グリーン購入ネットワーク事務局長）
		根上　卓也	（神戸製鋼所顧問）
		原　　早苗	（埼玉大学経済学部非常勤講師）
＊任期　2002.7.23〜2004.3.31

III　規約

IV　活動状況

【第１回会合】

日時　2002年10月8日(火)　午前10時〜正午
場所　経団連会館　11階　1101号室

• 環境自主行動計画の概要、フォローアップのプロセス、第三者評価委員会設置の経緯等につき、事務局より説明を聴取。
• フォローアップにおける計算方法等の詳細につき事務局に確認。
• 2002年度については、データの収集・整理の方法に絞り込んで評価を行うことで合意。

【第２回会合】

日時　2002年11月19日(火)　午前9時30分〜正午
場所　経団連会館　11階　1101号室

• 電気事業連合会、日本鉄鋼連盟、日本化学工業協会の担当者より、自主行動計画の策定根拠、フォローアップの方法等につき、各30分程度ヒアリングを実施。
• 第５回フォローアップ結果概要版（2002年10月17日公表）につき事務局より説明を聴取のうえで議論。

【第３回会合】

日時　2002年12月25日(水)　午前9時30分〜正午
場所　経団連会館　11階　1101号室

• 日本製紙連合会、電機・電子4団体、日本建設業団体連合会の担当者より、自主行動計画の策定根拠、フォローアップの方法等につき、各30分程度ヒアリングを実施。
• １月中旬を目途に評価報告書の原案を作成し、次回会合で議論することで合意。

【第４回会合】

日時　2003年3月3日(月)　午後3時15分〜4時30分
場所　経団連会館　8階　穂高の間

• 評価報告書の最終案について審議。

V　評価報告書

2002年度環境自主行動計画評価報告書 (2003年 3月26日)