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工場(事業所)におけるCO2排出原単位指数は1990年度を1とすると、1997年度の実績値は0.96、2010年度の目標値は0.75である。目標達成のための主な取り組みとして、次の多対策が挙げられている。
一方、CO2以外の温室効果ガスについては次に示す行動計画を策定し、回収・再利用・破壊等のシステム構築を基本とする対策の実施により、排出を極力抑制するように努めることとしている。
家庭用冷蔵庫について、機器の消費エネルギー効率の改善を念頭に置きつつ、あわせて冷媒として使用しているHFCの排出量を現実的に可能なレベルにまで最大限抑制する計画を策定し、その対策に取り組んでいる。
電力機器の電機絶縁用として使用しているSF6について、排出抑制のための計画を策定し、その対策に取り組んでいる。
- 注.
- 今回のフォローアップに参加した企業は76社であり、エネルギーのカバー率は約80%となる。
今回のフォローアップでは購入電力の炭素換算係数について1996年に電気事業連合会が公表した発電端の数値(1990年度0.104kg-C/kWh,2010年度0.083kg-C/kWh)を受電端に換算した係数を使用。また1990年度と1997年度は同一の係数で評価。
なお、1998年7月に公表された発電端の数値(1990年度0.102kg-C/kWh,1997年度0.089kg-C/kWh)を使用した場合、CO2排出原単位指数は1990年度を1とすると、1997年度実数値は0.87になる。