|
CO2原単位指数は1990年度を1とすると、1997年度の実績値は0.96である。見通しは2005年度で0.80であり、2010年度の目標値は0.75である。目標達成のための取り組みとして、次のものが挙げられている。
CO2以外の温室効果ガスについては、PFCsおよびSF6の排出抑制対策を掲げている。電子部品の洗浄等において、PFCを使用しない製造技術の開発およびその採用等を通して、2010年の総排出量をGWP換算値で1995年と比較して60%以上削減という目標を挙げている。また、半導体等の製造においてはガスの使用効率化、除外装置・回収装置による回収・再利用化および分解等を通して、国際協力活動の推進またはコストエフェクティブな対策を前提として、1995年基準として2010年に向けて規格原単位の削減に努めることを挙げている。(旧ライン:10%以上の削減、新ライン:70%以上の削減)
- 注.
- 本業界の主たる製品は民生用電子機器、産業用電子機器、電子部品、デバイスである。今回のフォローアップに参加した企業の割合は60%程度であり、業界で消費されるエネルギーのカバー率は推定で70〜80%である。但し、CO2以外の温室効果ガスのカバー率については100%である。