橋本自民党総裁の強力なリーダシップを望む

−総裁主導による抜本的な構造改革の断行を−

1996年10月28日  
(社)経済団体連合会


今回の選挙結果は、橋本総裁の自民党が信任された表れである。国民の付託を受けた橋本自民党総裁は、これまでの経緯にとらわれることなく、リーダーシップを発揮して組閣を行い、公約の実現に取り組むべきである。われわれは、公約に基づく規制の撤廃・緩和、税制・財政の抜本改革を強く望んでおり、総裁が十分、手腕を発揮できるよう最大限の協力を行うとともに、公約の実施状況を絶えず見守っていきたい。

経団連としては、企業行動憲章を念頭に置き、自らの行動を不断に見直すとともに、企業家精神を発揮し、新産業・新事業の発展に努める。また、改革に伴う痛みは、これを受け入れる所存である。

  1. 規制緩和
  2. 来年3月の規制緩和推進計画の最終改定において、金融、運輸、医療・福祉、教育、雇用・労働、独禁法、情報通信等の分野で思い切った規制の撤廃・緩和を実現する。

  3. 財政構造改革
  4. 財政再建目標を設け、中期的な財政再建計画、補助金等削減計画を策定する。このためにも、社会保障制度、公共投資の改革を中心に、制度の根幹まで踏み込んだ歳出構造の見直しを行う。

  5. 税制改革
  6. わが国の法人実効税率を少なくとも米国並みの約4割にまで引き下げるなど法人税負担の実質的軽減を行う。

以 上


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